ハチミツの魔法にかけられて

スピッツ大好きアラサー主婦がスピッツについて語ります

草野マサムネの歌声について語りたい

スピッツの好きなところは多々あれど、やっぱり草野マサムネ氏の歌声は外せません。

今日は、草野マサムネの歌の好きなところについて、好きなだけ語ろうと思います。

 

奇をてらわない歌い方が好き

私が中学生のころ、苦手な歌手が二組いました。B'zとサザン・オールスターズです。

その後、自分が年を重ねるにつれて大好きになっていったのですが、あの頃の純粋だった私には、どうもあの特徴的な歌い方が合わなかったようなのです。「なんで普通に歌わないの?」って本気で思ってました。

あのころの私は、ロングトーン至上主義。音の頭から最後までしっかりと音を聞かせて欲しいって思っていたんです。

当時、私は吹奏楽部に所属していたのですが、そこでも練習の中で一番ロングトーンが好きでした。ロングトーンでとにかく最初から最後まで、完璧な音を奏でることを追求していたんです。

やったことがある方なら分かってくださると思うのですが、たかがロングトーン、されどロングトーン。全然思ったとおりにいはいかないんですよね。ロングトーンも思い通りにできないのに曲を奏でるなんて無理、って思ってました。

 

あ、話がそれてしまいましたね。草野マサムネの声の話に戻りましょう。

その点、草野マサムネ氏は完璧なんです。変にリズムを揺らすこともなく、音程を変えることもなく、その美声を余すこと無く聞かせてくれる。

そこが好き。

でも、次の項で述べることにもつながるんだけど、それができるのって声の「素材」そのものがすごく美しいからなんじゃないかって思うんです。

料理でもそうだけれど、素材が良いものって、余計な手を加えずに塩だけで味わうのが一番美味しかったりするでしょう?

草野マサムネ氏の歌がシンプルに美しく心に響くのは、やっぱり声そのものが良いからなんじゃないかな。

 

太くて、でもちょっと掠れたような声の質感が好き

その草野マサムネの声について。「変わらない」とも言われるけれど、彼の声は若い頃に比べると、やっぱりちょっとずつ変わってきているように思います。

ファーストアルバムの若さ全開のツルッとしてよく抜ける声も好きだし、その声が合ってるって思う曲もたくさんあるけれど、私は今の草野さんのちょっと掠れたような質感のある声が大好きです。

本当に掠れているわけじゃなくって、ちゃんと声としての太さはありつつも、その表面だけはちょっとザラッとしている感じ。例えるような和紙を触っているような。そんな繊細な質感の声が好きで好きで。

この声なら、ずっと聞いていられます。

 

歌い終わった後の声の響きが好き

もう一つ、草野マサムネの歌の好きなところ。歌い終わった後の響きが明るいところが好きです。特に「ア」の音かな。

いや、明るいだけじゃないな。うまく言えないのですが…とにかく歌い終わりの余韻がすごく好きなんです。

スピッツって、ちょっとエロかったり、怖さを感じるような歌詞の曲もあるけれど、どの曲も毒々しさを感じることなく、サラッと聞けちゃうところがあるじゃないですか。それはメロディーが美しいっていうのもあるけれど、この最後の「響き」の美しさが一役買っている部分もあるんじゃないかと思っています。

 

あーー!!やっぱり草野さんの声の素晴らしさを文章で表現するのって難しいな。 感じていることの半分も表現できなかった気もしますが、今私の出来る限りで、思うままに綴ってみました。

また、何かスピッツについて語りたくなったら、更新したいと思います。超不定期更新です。笑

こんなブログですが、最近読者登録をしてくださった方もいらして、とても嬉しく思っています。ありがとうございます。

それでは、またいつか。