スピッツ草野さんの声を楽器に例えるなら

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ある日、いつもどおりスピッツの曲を聞きながら、草野さんの声って本当にキレイだな～と聞き惚れておりました。それで、ふと草野さんの声ってちょっと木管楽器ぽいなと思って。声が太く（こう表現していいのかな？）しっかりした芯がある感じで、なおかつ柔らかく、それでいてちょっと乾いた木の質感もあって、っていう感じが木管楽器っぽい！！

じゃあ、木管楽器の中でも具体的に何でしょう？クラリネットもいいけど、ビブラートの感じとかはオーボエっぽい感じもするし…。でもやっぱりファゴットだよね。

男性だから低い音も出せて、それでいて高温もキレイなファゴットが草野さんっぽくないですか？考えてみれば、ただのロングトーンだけでなんとなく懐かしい響きがするところ、ダブルリード特有のちょっと掠れた質感があるところ、比べれば比べるほどぴったりに思えてきました。

スピッツとファゴットの共演「ランプ」

それを思いついてから、草野さんのボーカルとファゴットのコンビネーションの曲があったらいいなぁとぼんやり考えていたのですが…実はありました！！

これ、完璧に私が望むとおりの曲でした。草野さんとファゴットの共通項「懐かしい感じ」を全面に出ていて最高です。

ランプっていうワードから街の灯りがイメージできます。生まれた街の灯り、帰るべき場所。「旅愁」っていうワードも浮かびました。柔らかい音に包まれて、幸せな気持ちになれる曲です。

スピッツと共演できたファゴット奏者が羨ましい

草野さんのボーカルが素晴らしいのはいつものことなのですが、この曲のファゴットが本当にすばらしい！！柔らかく伸びがあって、ちょっと籠もった感じもある懐かしさマックスの音色、美しいビブラート、聞き惚れてしまいます。

なぜこんなにファゴットにこだわるかといいますと、私も昔ファゴット吹きだったことがあるからです。本当に素敵な楽器です…まぁそれはいいとして、ファゴットってバリバリとした男っぽい音から、ひょうきんな感じの音まで、けっこう色んな音色が出せる楽器なんです。でも、スピッツと共演するのなら、この感じの音色がいいな、って私が勝手に思っていたそのままの音色で共演してくれて本当に嬉しいです。

それでね、このファゴットのメロディがとってもキレイで。私も草野さんのボーカルの裏でメロディを奏でたい！と、とんでもないことを思ってしまいました。

学生時代に吹奏楽部とかオーケストラとかやっていた人で、テナーサックス、ユーホニウム、ファゴットあたりの楽器を担当していた人ならきっと分かってくれると思うのですが、裏メロっていいですよね。主旋律の後ろで奏でる別のメロディラインのことを裏メロって言っていました。そして、中低音楽器はその裏メロを担当することが多いのです。私はこの裏メロを演るのが大好きで…そんな記憶が蘇ってきましたよ。あああーーーまた楽器やりたくなってきた！

大好きなスピッツとファゴットの共演にちょっと興奮してしましました^^;