ハチミツの魔法にかけられて

スピッツ大好きアラサー主婦がスピッツについて語ります

スピッツと印象派

スピッツの他に私が好きなもの。

芸術方面だと、絵画も音楽も印象派が好きです。そんなに語れるほどに好きってわけじゃないのですが^^;

絵画だと、モネの睡蓮。音楽ならドビュッシーの小組曲。ラヴェルも好き。

 

そもそも印象派って何かって?

1860年代半ばにフランスで起きた芸術運動で、描く対象の輪郭や固有の色より、周囲の光や空気の変化を正確にとらえようとした画家たちをさす。港の早朝を描いたモネの「印象・日の出」(1872年)が由来。

印象派とは - コトバンク

こういうことです。

モネの睡蓮は、写実的ではないんだけど、色を重ねてぼんやりと描くことで、光や風、時間も含めたその場所の印象そのものをキャンバスに再現しているように思います。そして、絵を見た受け手の心の中で風景を再構築できる余白を残していてくれる、そんなところが好きです。

 

それで、思うのですが、スピッツも印象派っぽくないですか?

草野さんが書く詩って、特に初期のものは、それだけでは意味がよく分からないものが多いですよね。でも、そこに並べられたワードやメロディーが積み重なって、風景が浮かんでくる。そんなところが印象派っぽいなぁと感じています。

そして、その風景っていうのは、聞き手がワードやメロディーから連想したものだから、一人ひとりで異なっているはず。むしろ、年齢を重ねたり、その日の気分によっても変わってくる。

そんな聞けば聞くほど味が出てくるスピッツだから、飽きないんだよなぁ。

 

あ、もう一つ。

優しく包み込んでくれるような、決して尖っていない草野さんのボーカルも印象派っぽくしている要素の一つだと思います。